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院長挨拶
さくらもみじクリニックのHPをご覧いただきありがとうございます。院長の川﨑 裕満です。私は心臓血管外科医として大学病院などで経験を積み、2017年から佐賀で診療に携わっています。
当院では「共に考え、共に治す」を理念に、一方通行ではない医療を大切にしています。患者様に寄り添い、複数の治療方針からメリット・デメリットを丁寧に説明した上で、患者様の希望を伺いながら選択肢を提案いたします。
特に高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、症状がなくても放置すると脳梗塞や心筋梗塞などの重大な死亡リスクが高まります。健康診断での指摘や、頭痛に伴う血圧上昇に気づいた際は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。何処にかかっていいかわからない時も気軽に頼れる「地域のかかりつけ医」としてサポートいたします。
院長 川﨑 裕満
経歴
- 佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)卒業
- 佐賀大学医学部附属病院胸部心臓血管外科助手
- 佐賀県医療センター好生館心臓血管外科医長
- 大隅鹿屋病院心臓血管外科医長
- 長崎光晴会病院心臓血管外科医長
資格・所属学会
- 心臓血管外科専門医・修練指導者
- 循環器専門医
- 脈管専門医
- 外科専門医
- 下肢静脈瘤血管内治療実施医・指導医
- 弾性ストッキング圧迫療法コンダクター
ドクターズインタビュー
INTERVIEW 01
先生が医師を志したきっかけを教えてください。
INTERVIEW 01
きっかけは中学生のときですね。ちょっとベタなんですけれど、手塚治虫の『ブラック・ジャック』を読んだのが始まりです。「医者ってかっこいいな」「人の命を治す仕事って、すごくやりがいがありそうだな」と、そんな憧れが少しずつ膨らんでいきました。
高校生になって進路を決めるとき、実はもともと生物などの理科系の科目が大好きで、一時は理学部に進もうかとも考えていたんです。でも、当時の生物の恩師が「生物の学問もいいけれど、お前は医学部に行けるくらいの成績があるんだから、医学を目指してみたらどうだ」と勧めてくれました。最終的には理学部と医学部の両方に合格してかなり悩んだのですが、「やっぱり人を治す仕事に挑戦してみたい」と医学部への進学を決めました。あのとき背中を押してくれた先生には本当に感謝しています。
INTERVIEW 02
その中で、特に下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)の治療にフォーカスされたのはなぜですか?
INTERVIEW 02
様々な病院で経験を積む中で、下肢静脈瘤という病気は、命に直接関わらなくても、患者様の毎日の暮らしの質(QOL)を大きく左右するものだと実感したんです。足のボコボコとした見た目に悩んでスカートや短パンを履くのをためらったり、日々だるさや痛みに耐えたりしている方が本当にたくさんいらっしゃいます。こうした身近な足の悩みを解消することも、医師として非常に大切な役割だと感じるようになり、この治療に深く注力するようになりました。
INTERVIEW 03
日帰り手術にも対応されていますが、これには何か理由があるのでしょうか。
INTERVIEW 03
下肢静脈瘤の手術は、身体への負担が少ない治療法が進んだことで、全国的には日帰り手術が主流になっています。ところが、私が長年勤めていた病院から2017年に地元の佐賀に戻ってきたとき、県内には日帰りで下肢静脈瘤の手術専門で行っているクリニックが一つもなかったんです。どこの病院でも数日間の入院が必要なのが当たり前でした。
でも、医療の技術的には十分に日帰りでできる治療なんです。「それなのに、なぜ佐賀の患者様はわざわざ入院して時間を割かなければいけないんだろう」と、強い疑問を感じました。特にお仕事をされている方や、家事や育児で毎日忙しい方にとって、入院のためにまとまった時間を確保するのは本当に大変なことです。入院自体が患者様やご家族の負担になってしまいます。
「それなら、入院するほどの負担をかけずに、もっと気軽に、その日のうちに足の悩みを解決できる場所を自分で作ろう」――。そう思ったのが、このクリニックを開業した大きなきっかけです。
もちろん、患者様の中には「手術のあと、すぐに自宅に帰るのは少し不安」「一晩ゆっくり様子を見てほしい」という入院希望の方もいらっしゃいます。そうした場合には、当院で無理に進めるのではなく、しっかりと提携している病院をご紹介し、手術当日はそちらに入院して翌朝にまた当院に来ていただく、という柔軟な対応をしています。「日帰りしか選べない」わけではありませんので、そこはどうぞご安心ください。

INTERVIEW 04
先生はこれまで、どのような医療機関でご経験を積まれてきたのですか?
INTERVIEW 04
卒業後は母校の佐賀医科大学(現・佐賀大学医学部)の心臓血管外科に入局しました。そこから大学病院をはじめ、福岡や長崎、鹿児島など、九州各県の大きな総合病院や医療センターを回って、外科医としての経験を積んできました。
私は佐賀の人間なのですが、医師になってからの長い間は佐賀を離れ、各地の基幹病院で数多くの難手術や緊急医療に携わってきました。様々な地域でたくさんの症例を経験し、血管外科医としての技術をしっかり磨けたことは、私にとって大きな財産になっています。そして2017年に好生館(佐賀県医療センター好生館)への赴任を機に佐賀へ戻ってきました。そのタイミングで、「これまで培ってきた経験を生かして、今度は地元の皆様に恩返しをしたい」と考え、開業に踏み切りました。
INTERVIEW 05
さくらもみじクリニックには、どのようなお悩みを持たれた患者様が多く来られますか?
INTERVIEW 05
下肢静脈瘤の専門診療を掲げていることもあって、やはり「足の血管がボコボコ浮き出て気になる」という方や、足のむくみ、だるさ、痛み、痒みといった症状でお悩みの方が多く来られます。
ただ、クリニック全体の患者様の総数でいうと、実は高血圧や脂質異常症、糖尿病といった「生活習慣病」の患者様が圧倒的に多いんです。私はこれまで血管外科医として、動脈硬化が引き起こす恐ろしい心臓病をたくさん治療してきました。だからこそ、その原因となる生活習慣病をいかに手前の段階でコントロールするかが重要かを痛感しています。そのため当院では、専門医療だけでなく、地域の身近な内科としての診療にも非常に力を入れています。
INTERVIEW 06
患者様の年代としては、やはり少し高めの層が多いのでしょうか。
INTERVIEW 06
そうですね、やはり50代、60代の中高年層の患者様が中心です。生活習慣病を指摘されやすくなる年代ですし、下肢静脈瘤の症状がはっきりと出始めるのもこの時期だからですね。
ただ、当院に通われている最高齢の患者様は90代の方です。70代、80代の高齢層の患者様もとても多く、慢性疾患の管理や足のケアのために長く通っていただいています。一方で、健康診断の結果をきっかけに来院される30代・40代の比較的若い世代の方も増えています。特定の年齢層に偏ることなく、幅広い世代の方々にご来院いただいていますね。

INTERVIEW 07
ご家族で一緒に通われるようなケースもありますか?
INTERVIEW 01
ええ、ご夫婦で一緒に受診されたり、親子で来られたりすることも珍しくありません。
当院は小児科を専門として掲げているわけではありませんが、中学生以上(13歳以上)の方であれば、風邪や発熱、花粉症などのアレルギー性鼻炎といった一般的な内科診療にしっかりと対応しています。
「自分が受診してみて良かったから、今度は家族も診てほしい」と紹介していただけることは、地域のかかりつけ医としてこれ以上ない喜びですし、本当に嬉しいなと感じる瞬間です。
INTERVIEW 08
本当に幅広いですね。その中でも、やはり循環器や下肢静脈瘤といった分野が、先生の強みになるのでしょうか。
INTERVIEW 08
そうですね。下肢静脈瘤や心不全、不整脈といった循環器の病気に関しては、これまで専門的に深く突き詰めてきた領域ですので、確かな診断と治療方針をご提案できる自負があります。
ただ、私の役割は、自分の専門分野の中に患者様を無理に抱え込むことではないと思っています。医師として一番大切なのは、患者様の症状の原因を正しく見極めることです。もし診察してみて、患者様のお悩みが私の専門外(たとえば脳神経外科や整形外科、消化器内科など)の病気だと判断した場合は、速やかに適切な専門医や地域の大きな病院へ紹介する橋渡しをします。
INTERVIEW 09
日々の診療や検査を行う上で、先生が特に大切にされていることは何ですか?
INTERVIEW 09
何よりも「治療を押し付けないこと」です。医師が一方的に「この病気だから、この薬を出しておきますね」「この検査をしてください」と決めてしまう医療はやりたくないんです。いくつか治療方針がある場合は、それぞれのメリットやデメリット、費用などの違いを丁寧に説明した上で、複数の選択肢を患者様に提示するようにしています。
たとえば、胸の痛みを訴えて来られた患者様の中に、血管の痙攣が原因で起こる「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」という病気が疑われるケースがあります。この病気の治療には、一般的な西洋医学の薬だけでなく、実は漢方薬がとてもよく効くこともあるんです。その際、「まずは一般的な西洋薬でしっかり抑えにいきますか?それとも、身体に優しい漢方薬から試してみますか?」と、患者様と一緒に方針を考えるようにしています。

INTERVIEW 10
どこに相談すればいいかわからない症状で悩まれている患者様も多いと思います。最後に、来院を検討されている皆様へメッセージをお願いします。
INTERVIEW 10
外来診療を行っていると、「こんな軽い症状で病院に行っていいのか悩んだ」「何科を受診すればいいのかわからなくて、ずっと我慢していた」という患者様に本当によくお会いします。
たとえば、足に痛みや痺れがあって「下肢静脈瘤かもしれない」と当院に来られた方を詳しく調べてみると、実は血管の病気ではなく、腰や神経のトラブル(整形外科の病気)が原因だった、ということは非常によくあります。そんなときでも、私は「うちの専門ではないから他へ行ってください」とは絶対に言いません。「検査の結果、血管に異常はありませんでしたよ。原因は腰からきている可能性が高いので、信頼できる整形外科の先生をご紹介しますね」と、次のステップへきちんとおつなぎします。
ですから、「的外れな受診だったらどうしよう」「血管の病気じゃなかったら申し訳ない」なんて心配はまったく必要ありません。違っていたら違っていたで、それが分かること自体が安心につながりますし、正しい診療科を見つける第一歩になります。どこに相談していいかわからない症状や、長引く体調不良がございましたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
